目次
- 「ザ・ローリングストーンズ」ってどんなバンド?-前編
- ドライブで聴きたい「ザ・ローリングストーンズ」のアルバム:Out Of Our Heads (アウト・オブ・アワ・ヘッズ)
- ドライブで聴きたい「ザ・ローリングストーンズ」のアルバム:Beggars Banquet(ベガーズ・バンケット)
- ドライブで聴きたいローリング・ストーンズのアルバム③ Let It Bleed(レット・イット・ブリード)
- ドライブで聴きたいローリング・ストーンズのアルバム④ Sticky Fingers(スティッキー・フィンガーズ)
- ドライブで聴きたいローリング・ストーンズのアルバム⑤Exile on Main St(メインストリートのならず者)
- 「ザ・ローリングストーンズ」ってどんなバンド?-後編
- ドライブで聴きたいローリング・ストーンズのアルバム⑥ It's Only Rock'n Roll(イッツ・オンリー・ロックン・ロール)
- ドライブで聴きたいローリング・ストーンズのアルバム⑦ Black & Blue(ブラック・アンド・ブルー)
- ドライブで聴きたいローリング・ストーンズのアルバム⑧ Some Girls(女たち)
- ドライブで聴きたいローリング・ストーンズのアルバム⑨ Dirty Work(ダーティー・ワーク)
- ドライブで聴きたいローリング・ストーンズのアルバム⑩ Hackney Diamonds(ハックニー・ダイヤモンズ)
- 2023年の最新版リリースで期待されるザ・ローリングストーンズ来日公演!
ドライブで聴きたいローリング・ストーンズのアルバム④ Sticky Fingers(スティッキー・フィンガーズ)
1971年にリリースされたザ・ローリングストーンズのオリジナルアルバム。アルバムジャケットのデザインはあのアンディ・ウォーホールによるもので、ジーンズを穿いた男性の股間のアップの写真が使用されており、開け閉めできる本物のジッパーが取り付けられていたことでも話題になりました。
9作目アルバム『ベガーズ・バンケット』から続く、アメリカ南部のブルースロックの世界観を、より進化させたアルバムで、筆者の個人的な意見としては、次に発表される世紀の名盤『Exile on Main St(メインストリートのならず者)』への橋渡しといった印象が強いというのが正直なところです。それでも、アルバムの随所に新しい発見もあり、ストーンズを語る上で欠かすことができないアルバムの一つだと言えます。
■収録曲
A面
1, ブラウン・シュガー(Brown Sugar) 作詞・作曲 Jagger- Richards
2. スウェイ(Sway) 作詞・作曲 Jagger- Richardsy
3. ワイルド・ホース(Wild Horses) 作詞・作曲 Jagger- Richards
4. キャン・ユー・ヒア・ミー・ノッキング(Can’t You Hear Me Knocking) 作詞・作曲 Jagger- Richards
5, ユー・ガッタ・ムーブ(Here, There and Everywhere) 作詞・作曲Fred McDowell-Rev. Gary Davis
B面
1. ビッチ(Bitch) 作詞・作曲Jagger- Richards
2. アイ・ガット・ザ・ブルース(I Got the Blues) 作詞・作曲Jagger- Richards
3. シスター・モーフィン(Sister Morphine) 作詞・作曲 Jagger- Richards-Marianne Faithfull
4. デッド・フラワーズ(Dead Flowers) 作詞・作曲 Jagger- Richards
5. ムーンライト・マイル (Moonlight Mile) 作詞・作曲 Jagger- Richards
Sticky Fingers(スティッキー・フィンガーズ)必聴曲①:ブラウン・シュガー(Brown Sugar)
シングルカットされ、アメリカで2週連続1位を獲得したザ・ローリングストーンズの代表曲の一つ。ストーンズのナンバーの中でもノリの良さはピカイチの曲で、ライブでは会場総立ちで踊り狂うのが慣例になっています。ちなみに、「ブラウンシュガー」とは英語の俗語で精製前のヘロインのことで、歌詞は現代においては直訳できないほど猥雑な内容となっております。
Sticky Fingers(スティッキー・フィンガーズ)必聴曲:ワイルド・ホース(Wild Horses)
ザ・ローリングストーンズのバラードの中でも特に美しいメロディラインが印象的なナンバーです。アコースティックなサウンドにのせた切なげなミック・ジャガーの歌声が心に沁み入ります。あまり目立ちませんが、ピアノはあのレオン・ラッセルが担当しています。
ドライブで聴きたいローリング・ストーンズのアルバム⑤Exile on Main St(メインストリートのならず者)
1972年にリリースされたザ・ローリングストーンズ初の2枚組アルバムで、音楽評論家の多くはストーンズの絶頂期に発表された彼らの代表作といった評価をしています。このアルバムの収録はキース・リチャーズの自宅に移動式スタジオを設置して行われたことで知られていますが、ストーンズのメンバーに加えて、ニッキー・ホプキンスなどのゲストミュージシャンもキースの自宅に泊まり込んで連日連夜、全員が薬漬けでヘロヘロになりながら行われていたといわれています。そんな状況なので、結果として、まさに素のストーンズがありのままの形で表現された稀有な作品が出来上がったのかもしれません。ご機嫌なこと極まりないこのアルバムは、一度聴き始めると途中でやめられないので充分注意が必要です。
■収録曲
A面
1, ロックス・オフ(Rocks Off) 作詞・作曲Jagger- Richards
2. リップ・ジス・ジョイント(Rip This Joint) 作詞・作曲Jagger- Richards
3. シェイク・ユア・ヒップス(Shake Your Hips) 作詞・作曲 Slim Harpo
4. カジノ・ブギー(Casino Boogie) 作詞・作曲Jagger- Richards
5, ダイスをころがせ(Tumbling Dice) 作詞・作曲Jagger- Richards
B面
1. スウィート・ヴァージニア(Sweet Virginia) 作詞・作曲Jagger- Richards
2. トーン・アンド・フレイド(orn and Frayed) 作詞・作曲 Jagger- Richards
3. 黒いエンジェル(Sweet Black Angel) 作詞・作曲 Jagger- Richards
4. ヴィング・カップ(Loving Cup) 作詞・作曲 Jagger- Richards
C面
1, ハッピー(Happy) 作詞・作曲Jagger- Richards
2. タード・オン・ザ・ラン(Turd on the Run) 作詞・作曲Jagger- Richards
3. ヴェンチレイター・ブルース(Ventilator Blues) 作詞・作曲 Jagger- Richards
4. 彼に会いたい(I Just Want to See His Face)作詞・作曲 Jagger- Richards
5, レット・イット・ルース(Let It Loose) 作詞・作曲Jagger- Richards
D面
1. オール・ダウン・ザ・ライン(All Down the Line) 作詞・作曲Jagger- Richards
2. ストップ・ブレーキング・ダウン(Stop Breaking Down) 作詞・作曲Robert Johnson
3. ライトを照らせ(Shine a Light) 作詞・作曲 Jagger- Richards
4. ソウル・サヴァイヴァー(Soul Survivor) 作詞・作曲Jagger- Richards
Exile on Main St(メインストリートのならず者)必聴曲①:ロックス・オフ(Rocks Off)
カッコ良すぎるイントロのギターリフではじまるアルバムのオープニングチューン。とにかく、このイントロにはグッときました。当時、ロックがはじまる瞬間に見えることがあると伝わる!?強烈な閃光に全身が貫かれた感覚が今も消えません。
Exile on Main St(メインストリートのならず者)必聴曲②:ダイスをころがせ(Tumbling Dice)
この曲もザ・ローリングストーンズを代表するヒット曲です。もちろんライブでも度々演奏されています。ミディアムテンポで少しルーズな感じの演奏がカッコいいロックンロールナンバーで、多くのミュージシャンがカヴァーする殿堂入りの名曲です。
Exile on Main St(メインストリートのならず者)必聴曲③:ハッピー(Happy)
キース・リチャーズがリードボーカルをとった曲で、彼の代名詞ともいるご機嫌なロックナンバーです。この曲もギターのカッティングではじまるイントロが印象的で、そのままエンディングまで一気に突っ走るエネルギッシュな展開が最高です。フェイドアウトのエンディング間際でミック・ジャガーのボーカルが割り込んできますが、これがまたしぶい!「やっぱ、この人、歌上手なんだ!」と改めて思わせてくれるテクニシャンぶりが発揮されているので、そのあたりにも注目してみてください!
Exile on Main St(メインストリートのならず者)必聴曲④:オール・ダウン・ザ・ライン (All Down the Line)
疾走感がたまらないドライブにぴったりのナンバーです。この曲ではゲスト参加のボビー・キーズやジム・プライスなどのホーン隊の活躍も見逃せません。この頃アメリカで流行していたブラスロックの影響も感じられる名曲に仕上がっています。
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

【筆者】まっぷるライフスタイル編集部
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